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2007年03月23日

甲類と乙類

連続蒸留しょうちゅう(焼酎甲類)

一般に糖蜜等を原料とした発酵液をもとに、連続蒸留器で蒸留して高純度エチルアルコールを生成し、これに加水したものである。

日本の税法上はアルコール度数36%未満。基本的にはアルコールの風味のみで味覚の個性は薄い。しかし、加水される水によって風味・口当たりが微妙に異なり、同じ甲類であっても味に微妙な違いが現れている。一部には小麦・大麦など穀類を用いてある程度の特徴的な風味を持つものも存在する。

低コストでの大量生産に適するため、大手企業によって大規模に量産されている。大型ペットボトルや紙パック容器を用いて販売され、廉価なとして飲まれる。また手を加えて飲まれることも多く、チューハイなどのベースや、リキュールの材料にしばしば用いられる。梅酒などの果実酒づくりに用いられる「ホワイトリカー」もこの甲類焼酎である。

近年は甘味の強い韓国焼酎が盛んに輸入され、これも税法上の焼酎甲類に区分されている。

税法上では「焼酎甲類」表記の代わりに「ホワイトリカー(1)」と表記することも認められる。




単式蒸留しょうちゅう(焼酎乙類)

米、麦などを原料とし、単式蒸留器で蒸留して作る焼酎で、日本在来の伝統的な酒類である。

日本の税法上はアルコール度数45%以下。原料の風味を強く残し、個性が強い。多くが中小メーカーの製品であり、九州地方が特産地として有名だが、近年では大手酒造メーカーも本格焼酎の生産に乗り出している。

製造法の流れは以下の通りである。

  1. 元の原材料(多くの場合は米ないしは麦)へこうじ菌を生やし、こうじをつくる。
  2. こうじをタンクや甕で発酵させ、もろみを作る(一次発酵)。
  3. 一次発酵させたもろみの中へ原材料を投入させ、発酵させる(二次発酵)。このとき投入した原材料が焼酎の主要原材料として表記されることになる。二次発酵としてサツマイモを投入すれば「芋焼酎」となる。
  4. アルコールが生成された発酵液を蒸留する。

産地の九州では、日本酒よりも一般的な存在で、通常、お湯割りで飲まれる。焼酎のお湯割りは、酒杯に先に湯を入れ、後から焼酎を静かに加える。対流 によって自然に混ざるのでかき回す必要はない。湯よりも焼酎を多くするのが基本で、酔い心地が柔らかく、香りも楽しめる。より本格的に味わうには、先に焼 酎と水を合わせておき、一日おいたものに燗をして飲むとあたりがより柔らかになる。

芋焼酎と並ぶ鹿児島の名産品である薩摩切子の酒杯でお湯割り焼酎を飲む場合、急激な温度変化に遭うと破損するため、焼酎を先に入れお湯を後から入れねばならない。

税法上では「焼酎乙類」表記の代わりに「ホワイトリカー(2)」と表記することも認められている。







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